こんにちは。ひらっち(@furakima)です。
「関係人口をつくる」という本を読んでみたので、その感想です。
色んな事情があって移住は出来ないけど、何かあの街に出来る事は無いか??
そういうモヤモヤを抱えている人に、是非読んでもらいたい本です。
移住しなきゃ、ダメですか??
みなさんは、移住は出来ないけど、好きな街の役に立ちたい!と思った事はありますか??
遠く離れたふるさとや、一度旅行で訪れて気に入った街・・・いろいろあると思います。

関係無いけど、弘前の街。ここも好きな街の一つです。
こういう思いを受けた地域は、人口を増やすために移住してもらおう!!と考えます。
しかし、本当に移住する場合、仕事・経済状況・家庭環境・・・超えるハードルがあり過ぎて、実現は難しい。
この本では、移住は無理だけど地域に関わってくれる人を「関係人口」と表現している。
私は勝手に、
交流(旅行・短期滞在)以上、定住未満
と呼んでいますw
どこまでやるの?
関係人口と言っても、何をどこまでやればいいのでしょうか?
この本では、4つのタイプで分けています。
- シェアハウスに住み、行政と街づくりのイベントを企画・運営するディレクター
- 都市での地域PRイベントで活躍してくれる、都市と地域を結ぶハブ的役割の人
- 都会暮らししつつ、地方にも拠点を持つ「ダブルローカル」をする人
- 「とにかくその地域が好き!」というシンプルな関わり方をする人
個人的には、2のハブ的役割になりたい!
現実的には4の関わり方になるのだがw
僕に出来る事
自分に何が出来るのか、過去の行動から考えてみた。
以前、茨城県北茨城市の「桃源郷芸術祭」について記事にしました。

会場の一つ。ARIGATEE。
しかも、わざわざ前後編にするという妙な気合の入りっぷりw
この記事を公開した後、地元の方からTwitterで反応を頂きました。
後編に北茨城の光が感じられます。
僕はその土壌造りを頑張らねば! https://t.co/TkLsBrKWTJ— 中野吉規 二ッ島観光ホテル若旦那 (@nonnakano428) 2018年3月24日
地元の方から、自分の情報発信にリアクションをもらえるのは、正直嬉しい。
この街を、自分の出来る範囲で少しずつ応援していこうと思いました。
なかなか通う事は難しいが、こういう形で関わる事も、関係人口ではないか??
・・・と、自分なりに思っています。
島根県の取り組み「しまコトアカデミー」という「関係案内所」
ん?観光案内所??
いやいや「関係案内所」です。
地域の役に立ちたい!と思っても、何が地域に求められているのか?
そんな関係人口と地域を結ぶハブが「関係案内所」となります。
島根県は「しまコトアカデミー」という講座を東京で開き、このアカデミーが「関係案内所」の役割を担っています。

しまコトアカデミーのHP
この本では、この島根県の取り組みを具体例として紹介しています。
ガッツリ島根県!
このアカデミーは、半年間に渡り、ほぼ月一回のペースで開かれます。
- 島根県の現状を把握
- 連休を利用し、島根県へインターンシップ
- インターンシップの経験を共有
- これから自分は何をしていくか考える
ザックリ分けると、こんな感じの研修内容。
半年かけ、島根県についてガッツリ学びます。

石見銀山(実は、島根県にあるぞw)
このアカデミーの面白いのは、移住ありきじゃない事。
役場の人間に、鼻息荒く移住について勧められる訳じゃないw
島根県のファンでいて、これからも島根県に関わってくれたら嬉しいな・・・
というスタンスなので、もし自分が東京に住んでいたら参加してる。
地方に興味のある人なら、絶対面白いと思う。
この本を読んで~まとめ~
「住まずに地方に関わる」事は、間違いじゃない!
と、背中を押してくれるような本でした。
移住しなくても、現地に行かなくても、離れた場所から出来る事はきっとあります。
今だと、ふるさと納税や、SNSによる情報発信で応援することも可能です。
縁あって興味を持った街へ、自分に出来る事をこれからも模索しようと思いました。
このインターネットの片隅から、当サイトを見つけてくれてありがとう。
では、また。